現場レポートvol.3
2014.06.19
こんにちは!現場監督の新谷です!
「現場監督」とは、リフォーム等の工事をする際の現場のとりまとめ役のことで、お客様がリフォームされる際は、 私、新谷(しんたに)か兒玉(こだま)が対応致しますので、よろしくお願いいたします!
今回はクロスの張替えのご依頼を受けたお客様のお宅にお伺いいたしました。
▲窓のそばのクロスは湿気で、黒ずみが目立ったお宅でした。この黒ずみの原因は湿気からくるカビです。
作業を担当するのは当社の協力会社のクロス職人です。
今日の作業はクロスの剥がしからです。
クロスを剥していくと、スーッと剥がれる箇所と、バリバリバリッと音を立てて剥がれていく箇所があります。
「スーッと剥がれる所はクロスの下地がまだ問題のない箇所、バリバリ音を立ててしまうところは下地に問題がある箇所です。その場所を確認し、次の工程でに補修していきます」と、音も頼りにしながら施工を進めていきます。剥がす作業ひとつにも職人技が光ります。下地を傷つけないよう、クロスのみをカッターなどで剥がしていきます。
剥し終えたあとは、掃除を行ってから次のパテ補修の工程に入ります。
こちらも職人技が光る2つめのポイント。
その日の湿度や温度を考慮しながら水とパテ材の分量を調節しながらパテを練っていきます。
下地が傷んだ部分は補修し、下地が残っている部分は、手で触っても差がわからないくらいの僅かな厚みの差しかありませんが、この部分を均一にしないとクロスを張ったときに凹凸が目立ち、仕上がりが汚くなってしまいますので、非常に神経を使いながら作業を行なっていきます。
新築だと新しい状態のところにクロスを張るのでさほど難しくはないのですが、リフォームだと既存のものを補修して行うので、職人の技術が非常に重要になってきます。
▲パテ補修。これぞ職人技というヘラ捌きで補修をしていきます。
▲灰色の部分が基礎となる石膏ボード、薄紙の部分が下地、黄色の部分がパテで補修した部分。
しっかりと補修をし、乾燥し終えたところでクロスを張っていきます。
クロスを張るのにも職人のならではのこだわりの技術があります。
継ぎ目の間に和紙テープを入れることにより、剥がれないように補強します。
▲和紙テープを使い、継ぎ目を剥がれないように補強していきます。
▲クロスの繋ぎ部分も職人技の見せ所です。絵柄が入っているクロスなどは繋ぎ目がわからないよに絵をあわせながら
カッターでカットしていきます。
▲作業終了です。真っ白なクロスにつつまれ、部屋に活気が生まれました。
クロスの寿命はおおよそ10年前後と言われています。
特に汚れやすいキッチンやリビングなどは5年を目安に貼替えを行うと良いでしょう!
今回はビニールクロスの張替えでしたが、クロスの他にも、
当社がオススメしている調湿、消臭機能を兼ね備え、さらに100%自然素材から生まれた塗り壁材
の「シラス壁」などもありますので、壁面のリフォームをお考えの方は、是非当社までお声がけください!